もちもちでおいしい!圧力鍋で炊飯のコツとポイント
日本人にとって、ごはんのおいしさは、とても大切ですよね。
圧力鍋を使えば、もっちりふっくらと甘味のあるごはんが
短時間で炊きあがります!

基本の炊き方
基本の炊き方はこちら
火を止めたあと、圧力が下がったらすぐにふたを開けて全体をほぐしてください。ふたを締めたまま置いておくと、水滴が鍋底に周り、ごはんがべたついて味が落ちてしまいます。
全体をほぐして余分な水蒸気を逃すのがおいしさの秘訣です。
◎お米はすぐに炊いちゃいけないの?
レシピでは、お米を30分ほど水につけてから炊く方法でご紹介しています。お米にしっかりと水分を吸わせてから炊くと、ふっくらもちもちに炊き上がるからです。
でも、時間がない時は、洗ってすぐ炊くこともできます。その場合は、大さじ1ほど水分を減らして炊いてください。
水につける時間を取らなくても、すぐに炊けるならその方がいいよね!とお思いかもしれません。でも吸水させずにすぐ炊いたごはんは、冷えて時間が経つと少し固くぱさついた食感になり、おいしさが半減してしまいます。お弁当などに入れると、味が落ちてしまうのは残念なので、水につけてから炊く方法をおすすめしています。水につけずに炊くのは、緊急時だけにしてくださいね。
◎お米の量を変えたら、水加減はどうしたらいい?
圧力鍋でお米を炊く時は、それぞれのお米の量に合わせた水加減をします。
でも、お米の量が変わった時に変えるのは、水の分量だけ!基本的には、加圧時間に変更はありません。
目安となる水の量はこちらです
かためが好きな方は少ない水で、柔らかめが好きな方は多めの水で炊いてください
お米の量 | 水の量 |
1合(150g) | 200mL |
2合 | 360~400mL |
3合 | 550~600mL |
4号 | 700~800mL |
※1合は180mLです
◎無洗米、新米、また品種によって水の量は変わる?
無洗米をお使いの時は、少し多めに水を入れてください。1合につき、水を大さじ1(15mL)増やしてください。
新米は、水分が多いため、水を少し控えるといいと言われていますが、お店で販売されている新米は、水分量も普通のお米と変わらないので、まずは普通の水加減で炊いてみてください。炊きあがりが柔らかければ、次回以降は少し水を減らして調整してください。
基本的な水の量は、お米の品種にかかわらず同じですが、お米が変わると炊きあがりの味や食感も変わるので、お好みに合わせて調整してください。
◎雑穀を入れた場合は?
市販の雑穀は、ほとんどがお米と一緒に入れて、炊飯器で炊けるように加工されています。
雑穀によって、水を足さなくてもいいものと雑穀の量に合わせて水を足すものがありますので、必ずパッケージの記載を確かめてください。
また、雑穀を入れて炊く場合は、必ず水につけて吸水させる時間を取ってから炊くようにしましょう。
雑穀もお米も乾物なので、しっかりと水戻ししてから炊くことで、栄養を無駄なく摂れます。
◎IH調理器を使うときには注意が必要です
ビルトインのIH調理器で炊飯する時は、鍋底が焦げやすいので注意が必要です。
加熱スタートから1分ほどは中火程度(0.8〜1.4kw)で、それ以降は少し強めの火力(1.5〜2.0kw)で素早く沸騰させてください。火力が弱いと、沸騰して圧力がかかるまでに鍋底が焦げ付いてしまうことがあります。
また、ビルトインIH調理器で深型の圧力鍋(4.5L/6.0L)を使って米を炊く場合は、鍋の1/2以下の分量までにしてください。そして、加圧調理が終わった後は、圧力鍋をヒーターから外してください。ヒーターにのせたままにしておくと、熱が逃げないため、余熱が長くかかりすぎたり鍋底が焦げ付くことがあります。
※卓上でコンセントにさして使うIH調理器は、ビルトインIHに比べてパワーが弱いため、炊飯調理など料理内容によっては圧力がかからないことがあります。ご注意ください
