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圧力鍋でプリンを作る②  ~おいしく作るためのポイント~

#トピックス#プリン#圧力鍋研究家

圧力鍋で作るプリン

前回は、容器の選び方をご紹介しました。

ぴったりな容器が見つかったら、早速プリンを作ってみましょう!

本当に手軽においしく作れるプリンですが、
作る時に、覚えておいて欲しいポイントがいくつかあります。

どれも簡単なことですが、知ってると知らないとではできあがりに差が出ますので、
ぜひ、実践してみてくださいね。

1)プリン液は、必ず濾しましょう。

プリン液を濾すことで、滑らか食感が段違いになります!
間違って入ってしまった殻のかけらや、硬い舌触りになるカラザなどが取り除けるので、とっても滑らかになりますよ!

2)圧力鍋の鍋底には、濡らしたペーパータオルを敷きましょう。

圧力鍋に耐熱容器を直に並べて蒸していきますが、鍋底には、ぬらしたペーパータオル、または清潔な木綿の布巾などを敷いてください。

蒸している間に、鍋底に容器が当たってカチャカチャと音が響くのを防ぎつつ、火のあたりが柔らかくなるので、上手に蒸せます。

3)蒸す時には、圧力鍋に水(300mL)を入れることもお忘れなく!

圧力鍋に入れる水の量も、仕上がりに大きく影響します。
たくさん入れすぎると、圧力がかかるまでの時間が長くなり、プリンに火が通りすぎてしまうこともあります。
適当に入れるのではなく、300mLを計量して入れてくださいね。

4)アルミホイルは、ぴったりと容器に添わせるように。

プリン液を入れた耐熱容器は、アルミホイルをぴったりと被せてふたをします。
耐熱温度が高い(120℃以上)ラップでも大丈夫ですが、熱で外しにくくなることがあるので、アルミホイルをお勧めしています。

これは、蒸している間に、水滴がプリンの中に入るのを防ぐ役割をしています。

アルミホイルをふわっとかけただけですと、加圧調理中にアルミホイルが浮き上がって、安全装置をふさぐ危険性があるため、必ず容器のふちにぴったりと添わせてください。

5)耐熱容器は、等間隔に並べましょう

圧力鍋に耐熱容器を並べる時、容器がくっついているところと、空いているところがあると、同じように蒸しても、仕上がりに差がでます。

うまく固まっているものと、まだドロドロのものがあったり、逆に火が通り過ぎて「ス」が入ってしまったり。

それを防ぐためには、「等間隔に」並べることが大切。

容器同士がくっつくなら、全部くっつけて。離れているなら、同じくらいの間隔を開けてください。圧力鍋のふたを閉める前に、容器の間隔も必ず確認するようにしてくださいね。

6)冷蔵庫に入れる時、ラップをかけないで!

蒸しあがったプリンは、粗熱が取れてから冷蔵庫に入れて冷やします。
その時、最初の30分〜1時間程度は、ラップなどをかけずにそのまま冷蔵庫に入れてください。

ラップなどをかけて冷蔵庫に入れると、ラップの内部が結露します。冬の寒い日に、暖かい部屋の窓が結露して水滴がつくのと同じ現象です。

その水滴が、プリンの上に溜まってしまうので、プリンと冷蔵庫の庫内の温度差が小さくなるまでは、ラップをかけずにそのまま入れます。その際、冷蔵庫の臭いがつきやすいので、近くにキムチなど臭いが強いものがないことを確認してくださいね。

30分〜1時間たった後は、ラップをかけて冷蔵庫でしっかりと冷やしてください。

最初は、コツがたくさんありすぎて、難しそうと思うかもしれませんが、慣れればどれも簡単なこと。ぜひ、確認しながら挑戦してみてくださいね!

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プリン

この記事の著者

圧力鍋研究家 さいとうあきこ

圧力なべ協議会公認 圧力鍋研究家。調理器具メーカーで、取扱説明書・レシピ集の監修・広告企画等を担当。その経験に加えて、30台以上のさまざまなメーカーの圧力鍋を独自に研究。その結果を生かし、それぞれの圧力鍋の魅力や、安全な使い方などを伝えている。

2013年より、圧力鍋のお料理教室「うちごはんラボ」を主宰。のべ3000人以上に圧力鍋の魅力を生かした簡単でおいしいレシピや使い方のコツなどを教える。
NHK「あさイチ」、NTV「所さんの目がテン!」文化放送ラジオ、雑誌「通販生活」などメディア出演多数。

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