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煮物の中までしっかり味を染みこませるコツ

#トピックス#圧力鍋#圧力鍋研究家#大根#煮物

大根の味しみ

圧力鍋を使えば、分厚い大根の煮物も、わずか数分の加圧時間で柔らかく、中まで味がしっかりと染みこみます。

でも、ただ圧力鍋で調理するだけでは、残念ながら「味しみしみ〜」とはなりません。

実は、中まで味をしっかり染みこませるには、実は大事なコツがあります。

まずはこの写真を見てください。

これ、同じ大根で、同じ圧力鍋で、同じ加圧時間(3分間)で調理しました。

でも、右と左、色が違いますよね?

中を切ってみると

左は表面だけに色がついていて、右側は中の方まで色が染みています。

同じ大根で同時に調理したのに、この差はなんでしょう?

答えは、「余熱」です。

右側は、圧力が下がった後も、ふたをして10分余熱を置いたもの

左側は、加圧調理後圧力が下がってすぐに取り出したもの。

です

たった10分でもこれだけ差が出るんですよ

そもそも圧力鍋は、加圧中、120℃の高温で調理しています(KIMSCOOK静音圧力鍋の場合)

加圧調理後、火を止めると、120℃から徐々に温度が下がって、100℃を下回った温度になって、ふたが開けられるようになります。

この後も、圧力鍋のふたを閉めてそのまま置いておけば、100℃からじっくりじっくり冷めていきます。ちょうど極弱火でコトコト煮込んでいるかのような温度です。

この「ふたを閉めたまま、そのまま置いておく時間」が余熱時間。

火を止めているので光熱費ゼロ。

ただ待っているだけで、調理が進んで、加圧調理直後よりも柔らかく、味も染みこみます。

だから、圧力鍋で味が染みこんだ煮物を作るときは、「余熱時間」を計算して、早めに調理するのがおすすめ。他のお料理を作ったり、食卓の準備をしている時間も、余熱時間で圧力鍋が勝手においしく、味を染みこませてくれますよ!

目安として最低10分は置いてくださいね。

それだけで、煮崩れなく、味が染みこんだおいしい煮物が食べられますよ

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この記事の著者

圧力鍋研究家 さいとうあきこ

圧力なべ協議会公認 圧力鍋研究家。調理器具メーカーで、取扱説明書・レシピ集の監修・広告企画等を担当。その経験に加えて、30台以上のさまざまなメーカーの圧力鍋を独自に研究。その結果を生かし、それぞれの圧力鍋の魅力や、安全な使い方などを伝えている。

2013年より、圧力鍋のお料理教室「うちごはんラボ」を主宰。のべ3000人以上に圧力鍋の魅力を生かした簡単でおいしいレシピや使い方のコツなどを教える。
NHK「あさイチ」、NTV「所さんの目がテン!」文化放送ラジオ、雑誌「通販生活」などメディア出演多数。

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