じゃがいもの品種とおすすめの料理について
圧力鍋で煮くずれしやすい食材の代表といえば、じゃがいも
でも一口にじゃがいもと言っても、色々な品種が出ています。
じゃがいもの代表的な品種と特徴
今回は、じゃがいもの代表的な品種と特徴をご紹介していきます。

だんしゃく
日本各地で多く栽培されているのが「だんしゃく(男爵)」。「ばれいしょ(馬鈴薯)」と言われることもあります。
ころころと丸い形で、表面は凹凸があります。中は白っぽく、ホクホクとした食感が特徴です。
メークイン
だんしゃくについでポピュラーなのがメークイン。
凸凹が少なくつるんとした細長い形で、淡い黄色の果肉が特徴です。煮崩れしにくいので、煮込み料理に向きます
キタアカリ
ころんと丸い形で見た目はだんしゃくに似ていますが、芽の部分が赤いのが特徴です。
中は黄色っぽく、甘味があります。煮くずれしやすいため、煮物よりもマッシュして使うお料理に向いています。


じゃがいもを圧力調理してみる
それぞれの特徴がわかったところで、実際に圧力調理してみましょう。
今回は、メークイン・キタアカリ・だんしゃくをそれぞれ半分に切り、
皮付きものの、皮をむいたものを一緒に圧力鍋に入れて、1カップの水を加えて、2分間加圧調理しました。


結果はこちら



一般的には、煮くずれしやすい順は、キタアカリ→だんしゃく→メークインです
今回の実験でも、一番煮くずれたのは、キタアカリでした。
2番目に煮くずれたのは、本来煮くずれしにくいはずのメークイン。これは他の2つに比べて、少し小さめだったから火が通りやすかったのかもしれません。皮をつけた状態の方は、煮くずれしませんでした。
だんしゃくは、本来煮くずれしやすい種類なのですが、予想に反して今回はあまり煮くずれしませんでした。
おすすめのレシピ
それぞれにおすすめのレシピをご紹介しますね
だんしゃくにおすすめのレシピ
じゃがいもらしいホクホクした食感が特徴なので、じゃがいもの食感を味わうお料理がおすすめ。万能に使えます。家庭料理の定番、肉じゃがは、少し煮くずれて煮汁にじゃがいもが溶けるくらいが好きなら、だんしゃくがぴったりです。また、カレーやシチューでも、じゃがいもがくずれているのが好きなら、だんしゃくを使うものおすすめです。
メークインにおすすめのレシピ
煮くずれしにくいメークインは、カレーやシチューにぴったり!
くずれたじゃがいもがルウに溶けると、舌触りがざらざらするので、煮くずれしにくいメークインがおすすめです
キタアカリにおすすめのレシピ
芋の甘味が濃厚で、ホクホクした食感のキタアカリは、マッシュして使うお料理にもぴったり!ポテトサラダのほか、マッシュポテトやコロッケにもぴったりです
一口にじゃがいもと言っても、味も形も特徴もいろいろあります。
ここでご紹介したのは、代表的なごく一部の品種だけです。他にもおいしい品種もたくさんありますので、機会があればお料理してみてくださいね。