おせち料理の豆知識
日本のお正月といえば、やっぱりおせち料理。
有名店のものを購入するのも楽しみではありますが、圧力鍋があればおせち料理は意外と手軽に挑戦できます。
お重を埋め尽くすほどの品数は大変だけど、おせち料理には、それぞれのお料理に込められた意味を感じながら、ご家族の健康と幸せを祈って手作りするというのも豊かな時間だなと感じます。

KIMSCOOKのサイトでご紹介しているおせちレシピ、それぞれに込められた意味をご紹介します。
【黒豆】無病息災

「まめ」には、丈夫・健康という意味があり、「今年も健康に暮らせますように」という願いが込められています。
豆にシワなしでつやつやに炊き上げるのが主流ですが、シワがありで固めに煮るのがいいという地域もあるようです。
シワなしでつやつやに煮るためには、いくつかポイントがあるので、そちらは別のコラムでご紹介しますね。
でも、シワなしで煮ようと思ったのに、うっかりシワが入ってしまった!
そんなときは、失敗したと落ち込むのではなく、「年齢を重ねてシワができるくらいになっても、元気で暮らせますように」という願いが込められていると説明して、堂々と開き直ってしまいましょ(笑)
シワがあってもなくても、健康で暮らせますようにという願いは同じです。
【栗きんとん】金運・豊かさ

きんとんは黄金色の見た目から、「金団」。
黄金の財宝に見立てて、豊かな一年になりますようにとの願いが込められています。
また栗も「かちぐり」として、縁起がいい食材とされています。
黄色く仕上げるために、クチナシの実で色付けするレシピもあります。また、安納芋など、芋の色が鮮やかな品種を使うと、綺麗な色に仕上がります。
市販の栗きんとんは、冷めてもねっとりやわらかですが、それは大量のお砂糖が入っているため、砂糖の保湿効果によるものです。おうちで作ると、甘さはお好みで調整できるので、あっさりした栗きんとんも楽しめます。
【昆布巻き】喜ぶ

「よろこんぶ→よろこぶ」につながる縁起物。
たらこを巻いた昆布巻きは、たらこの「子孫繁栄」の願いも加わります。
巻いた昆布をかんぴょうで結んで煮ますが、結ぶは「縁結び」に通じるので、こちらも縁起が良いとされます。
圧力鍋があれば、昆布もあっという間にとろとろ柔らかく煮上がります。
どれも普通のお鍋で作ると、時間がかかるお料理ですが、圧力鍋を使うとびっくりするくらい短時間で作れます。ぜひ挑戦してみてください。