黒豆をシワなくつやつやに煮るポイント4つ!
おせち料理の代表といえば、やっぱり黒豆。
シワなく、つやつやに煮るのは難しいと思っていませんか?
圧力鍋を使えば、黒豆は意外と簡単に煮えますが、シワが入らないようにするには、いくつか守っていただきたいコツがあります。
レシピでは書ききれなかった「シワなし黒豆のコツ」をご紹介します。

ネットなどで調べると、黒豆を煮る時に「重曹」を加えて皮を柔らかくするレシピもありますが、圧力調理には重曹は使えません(取説にも記載しています)
重曹を使わなくても、皮まで柔らかく、つやつやに煮るためのポイントは4つ!
ポイント1 熱い煮汁でふっくらと戻してから煮るべし!
黒豆は、時間をかけてしっかりと戻してから煮ることが大切。
ご紹介したレシピでは、煮汁に一晩つけて戻しています。
この時、煮汁は一度沸騰させた熱いところに洗った黒豆を入れて戻してください。
煮汁が熱い状態で戻す方が、冷たい煮汁で戻すのと比べて、「皮が破れてしまった豆が少ない」という実験結果が出ています。
戻す時間は、一晩。約8時間以上かけてゆっくり戻すのがおすすめです。
夜寝る前に準備して、朝一番で加圧調理すれば、効率的に作れます。
ポイント2 加圧調理後はふたを開けずに冷ますべし!
加圧調理後、圧力が下がったらふたを開けたくなりますが、黒豆をふっくらシワなく煮るためには、すぐにふたを開けないことも大事です。
黒豆は急激な変化ですぐにシワが入ってしまいます。すぐにふたを開けると、豆が急激に冷め、シワの原因となってしまうのです。
ふたを開けて出来栄えを確認したいけれど、冷めるまで2時間ほど、じっと我慢してじっくりと待つのが大切です。目安として、鍋を素手で触っても熱さを感じないくらいまで待ってからふたを開けてください。
ポイント3 豆は常にしっとりと。乾燥は禁物!
黒豆を保存容器に入れたら、豆が煮汁から出ないように注意してください。豆が煮汁から出てしまうと、出た部分が乾燥してシワが入ることがあります。煮汁が少ない場合は、ペーパータオルを被せたり、ぴったりラップをして、豆が乾燥しないように注意してください。
保存容器に直接入れるのではなく、煮汁ごとポリ袋に入れて空気を抜いて保存すれば、豆が常に煮汁に浸った状態で保存でき、容器も汚れないので便利ですよ
ポイント4 黒さが抜けても心配ご無用!
黒豆は、煮た当日は、少し色が抜けて茶色っぽく仕上がることがあります。黒々、つやつやにしたいのに、ちょっとガッカリすることもありますが、そんな時は、煮汁につけて冷蔵庫で1日置くと、抜けた色が豆に戻って、黒々と仕上がります。また、使うお砂糖を上白糖ではなく、三温糖や黒砂糖、きび砂糖など、色がついたものを使うのもおすすめです。
昔ながらの方法で、鉄釘や鉄玉子など、鉄分のあるものと一緒に煮るのも、豆を黒く仕上げます。
一緒に煮た鉄釘は、加圧調理後、冷めてふたを開けた時に取り出してください。
番外編 残った煮汁まで無駄なくおいしく!
黒豆を食べて、煮汁が残ったら、捨てずにおいしく活用しましょう。
おすすめは、ホットミルクで割った「黒豆ラテ」
ホットミルクを泡立てたフォームミルクにすると、おしゃれなカフェで出てくるような味わいになります。黒豆の煮汁には、栄養がたっぷり溶け込んでいるので、最後まで無駄なく楽しんでくださいね。